第12回にしお本まつり 文芸コンクール

にしお本まつりと「文字・活字文化の日(10/27)」にちなみ、文芸コンクールとして「本」「読書」「図書館」「岩瀬文庫」「本まつり」などをテーマにした短歌・俳句・川柳を募集しました。
市内外、県外からもたくさんの力作が寄せられ、厳正なる審査の結果、下記の通り入賞作品が決定いたしました。(敬称略)

俳句部門

応募作品 155句

最優秀賞 

月光をはさみて閉じる童話かな
平坂町 金子恵美

入選

言霊の宿る歳時記秋灯
東海市 加藤久子
秋灯下文読む明日を生きるため
一色町 浅野博泉
かんな燃ゆ読んで痛快愛子の書
一色町 粕谷弘子
秋の本まつり寄席前列に女の子
永楽町 三矢らく子
長き夜の子に読み聞かす偉人伝
八ツ面町 石川松葉
手放せぬ手擦れの辞書や秋ともし
下羽角町 濱嶋君江
分校に新刊届く文化の日
岡崎市 三浦葵水



短歌部門

応募作品 60首

最優秀賞

今も尚心に残る「ごんぎつね」作者の優し気持を憶ふ
駒場町 信川芳枝

入選

整理出来ぬ資料もいまだ数多てふ弥助を偲ぶ今日本まつり
上羽角町 乙部妙子
懐かしき人とばったり出遇ひたる雨の図書館静かに混めり
花蔵寺町 三浦貞葉
読書好きの家系に生まれみどり児はミッフィーの本抱きて眠る
東海市 斉藤浩美
吾子は一人で作りし段ボール製本箱に好きな本入れぬ
鵜ヶ池町 冨永幸子



川柳部門

応募作品 104句

最優秀賞

一冊の本が背中をそっと押す
花ノ木町 林奈歩

入選

本読めば古希の海馬が目を覚ます
矢曽根町 佐藤哲也
あと少しあと数ページでと夜が明ける
知多市 布野裕子
夢見てた本の世界に行きたいな
桜町 辻川心結
大はっけんずかんの本でみつけたぞ
伊藤町 田代紗也
  • 西尾市内のほか安城市、東海市、半田市、大府市、知多市、常滑市、岡崎市、高浜市、静岡県湖西市から応募がありました。
  • 選は、作品のみ(無記名)を活字に直したものをもとに、西尾文化協会文芸部が行いました。
  • 入賞作品は、地元紙、岩瀬文庫だより、にしお本まつりHP等で発表します。
  • 入賞者には、賞状と副賞として図書カードと岩瀬文庫ボランティアが手作りした作品集が贈られます。


過去の入賞作品

・2016年度の入賞作品はこちら