第11回 にしお本まつり 文芸コンクール

にしお本まつりと「文字・活字文化の日(10/27)」にちなみ、文芸コンクールとして「本」「読書」「図書館」「岩瀬文庫」「本まつり」などをテーマにした短歌・俳句・川柳を募集しました。
市内外、県外からもたくさんの力作が寄せられ、厳正なる審査の結果、下記の通り入賞作品が決定いたしました。(敬称略)


俳句部門


応募作品 157句

最優秀賞 

読み終へし一書の重み秋深む
平原町 名倉美枝子

入選

秋の風孫のリュックに本五冊
伊文町 原田煕恵
新刊本売り切れている神の留守
東海市加木屋町 斉藤浩美
秋日和文庫広場に蚤の市
つくしが丘 古賀敦子
菊の香や術後は本に救われて
吾妻町 星野早苗
燈下親し声出して読むのり子の詩
花蔵寺町 三浦貞葉
秋思ふと母買ひくれし参考書
下羽角町 濱嶋君江
古書店に明治の匂ひ冬の雨
平坂町 金子恵美

短歌部門


応募作品 67首

最優秀賞

知らされる文字の豊かさ難しさ我んお味方は朱の電子辞書
須田町 野崎祐子

入選

「おかあさんがおかあさんになった日」聞く幼子の目の真剣さ
鵜ヶ池町 冨永幸子
病人の手には小さき文庫本本の軽さを気遣ふ見舞
和気町 犬塚房江
月光のまつすぐ届く揺り椅子にのり子の詩集朗読せむか
一色町 中川喜代子
いつも決って悲しくなると手を伸ばすヘルマンヘッセは心の一冊
東海市加木屋町 斉藤浩美

川柳部門

応募作品 60句

最優秀賞

一冊の本でつながる読み聞かせ
花ノ木町 林奈歩

入選

子育てを終えても絵本捨てられず
東海市加木屋町 斉藤浩美
電車内本を読む人我ひとり
志貴野町 安井啓藏
本選ぶこだわりも又生きる糧
和気町 犬塚房江
一通の手紙うれしや老の恋
米野町 長谷きよ子
  • 西尾市内のほか安城市、東海市、静岡県湖西市、神奈川県川崎市から応募がありました。
  • 選は、作品のみ(無記名)を活字に直したものをもとに、西尾文化協会文芸部が行いました。
  • 入選作品は、地元紙、岩瀬文庫だより、にしお本まつりHP等で発表します。
  • 入選者には、賞状と副賞として図書カードと岩瀬文庫ボランティアが手作りした作品集が贈られます。