ここでは、岩瀬文庫について小学生のみなさんからいただくしつもんのなかから、とくにおおいものについておこたえします。
1.岩瀬文庫でいちばんふるい本は?
百万塔はてんじしつにあるよ!さがしてね!
岩瀬文庫でいちばんふるい本は、奈良時代(せいれき770年ころ)の百万塔陀羅尼。いまから、およそ1230年もまえにつくられました。木でできた塔のなかに、お経がはいっています。このお経は、日本でいちばんふるい 、また世界で2ばんめにふるい印刷ぶつなのです。
2.岩瀬文庫でいちばんおおきな本は?
「駿河土産」はてんじしつのレプリカでみられるよ!
ながいから、さいごまでみるともとにもどすのがたいへん!
岩瀬文庫の本は80,000冊もあります。なので、ぜんぶの本をくらべたわけではありませんが、たとえば「伏見図」という、きょうとのまちの地図は3メートル×3メートルくらいのおおきさがあります。また、ながいまきものには、21メートルもある「駿河土産」がなどがあります。
3.岩瀬文庫でいちばんゆうめいな本は?
岩瀬文庫には、ここにしかない本や、げんだいの本やざっしにとりあげられる本もたくさんあるので、「どれがいちばんゆうめいか」というと、こまってしまいます。ですが、いまいちばんちゅうもくされているのは、2005年の愛・地球博のポスターやカレンダーにもつかわれた「本草図説」でしょう。これは、えどじだいのおわりころに高木春山という人がかいた博物図鑑です。くさや木、花、どうぶつ、さかな、むし、いしやいわなどのうつくしい写生図と、そのせつめいをかいたもので、195さつもあります。
4.岩瀬文庫にはがいこくの本もあるの?
政和本草
岩瀬文庫には、日本の本ばかりでなく、ふるいがいこくの本もあります。中国の本がおよそ14,000冊、朝鮮の本はおよそ2,000冊もあります。イギリス、フランスのじてんなどもあります。
5.岩瀬文庫でいちばんたいせつな本はどれ?
岩瀬文庫には、ふるい本、あたらしい本、きれいな本、むしくいだらけの本、いろいろな本がありますが、みんなおなじようにたいせつです。どんな本にも、それをかいた人、よむ人、たいせつにまもってきた人、いろいろな人のおもいやメッセージがこめられているからです。げんだいのわたしたちもこうした人たちのこころをうけついで、岩瀬文庫の本をみらいへとつたえてゆかなければなりません。