2009年11月14日(土)〜2010年1月17日(日)
田中長嶺 知られざる明治殖産興業のパイオニア
田中長嶺(たなかながね 1849~1922)は、明治期に貧しい山村の産業育成を図るため、日本初のシイタケの菌糸体接種による人工栽培法や、改良木炭窯「菊炭窯」を開発し、各地で技術指導を行い近代日本の殖産興業に貢献した人物です。また、晩年には第二の故郷となった三河で文化人たちのもとに寄宿し、歴史や民俗、考古学の研究に力を注ぎ、得意の絵筆を振るった作品を数多く遺しました。
本展では、『明治殖産業の民間先駆者 田中長嶺の研究』(風間書房 昭和42年 中村克哉・中井広・浜口隆共著)の著者の一人である故安井広氏によって西尾市へ寄贈された長嶺の遺稿を中心に、その知られざる業績や魅力的な人間像の一端をご紹介いたします。
- 会期
- 2009年11月14日(土)〜2010年1月17日(日)
- 料金
- 入場無料
本企画展図録のご紹介
A4
38ページ
190g
800円
完売いたしました。