2007年11月03日(土)〜2008年1月20日(日)
城絵図を読む
~岩瀬文庫所蔵の城絵図~
日本全国には城が数多くあり、記録に残っているだけでも2万5千にも達するといわれています。その記録の一つとして城絵図があります。
城は防御機能を備えている必要があり、本来、その内部構造は秘密裡にされてきました。もしそれが漏れるならば敵に対して隙だらけということで、城としての役目を果たせません。城の絵図などが出回ることは 、その役割からみてありえないことなのです。しかし、江戸幕府は大名の統制のため、そうした城の図面の提出を求めました。そのほか絵図の作成の目的としては、軍学の修養のためのテキスト、城郭の設計図、修理のための届出などがあげられます。そうした様々な目的で各大名家を中心に城絵図は作成されてきました。そして今日、城絵図は城郭の配置や城下町の様子を知る上で貴重な資料となっています。
今回の展示では縄張り図集成として有名な「主図合結記」や岩瀬文庫で所蔵する各地の城絵図類の中から、いくつかをごらんいただきたいと思います。城の持つ特色とその魅力を探っていきましょう。
- 会期
- 2007年11月03日(土)〜2008年1月20日(日)
- 料金
- 入場無料
- 展示解説
- 11月17日(土)・1月12日(土)
- 特別講座
- 12月1日(土)「城絵図の世界」
- 中井均氏(織豊期城郭研究会代表)
同時開催 西尾市資料館「大給松平氏と城郭絵図」~西尾市資料館所蔵の城郭絵図~
平成19年11月16日(金)~20年1月20日(日)
<主な展示資料>
本企画展図録のご紹介
A4
21ページ
95g
500円
完売いたしました。