第14回にしお本まつり 文芸コンクール

にしお本まつりと「文字・活字文化の日(10/27)」にちなみ、文芸コンクールとして「本」「読書」「図書館」「岩瀬文庫」「本まつり」などをテーマにした短歌・俳句・川柳を募集しました。
西尾市内はじめ、北は北海道から南は鹿児島県まで、全国各地からたくさんの素敵な作品が寄せられ、厳正なる審査の結果、下記の通り入賞作品が決定いたしました。(敬称略)

俳句部門

応募作品 167句

最優秀賞 

歳時記も辞書もぼろぼろ文化の日
西尾市下羽角町 濱嶋君江

入選

積み上げる古書の匂える秋灯下
愛知県東海市 加藤久子
青春の本捨てきれず漱石忌
愛知県東海市 斉藤浩美
小鳥来てをり煉瓦書庫解放日
西尾市永楽町 三矢らく子
長き夜を若き日の本繙きて
西尾市家武町 水頭うた子
文化の日父の遺せし書をめくる
千葉県市川市 小田中準一
臥す母に句集読み遣る秋灯下
大分県大分市 小野智輔
長き夜や孫にせがまれぐりとぐら
愛知県安城市 野村葉子

短歌部門

応募作品 112首

最優秀賞

読書好き営業成績役に立ち会話の中に説得力湧く
奈良県御所市 中村宗一

入選

久女の本読んで句碑ある里を訪ふ四季桜の枝(え)句碑に触れゐて
西尾市花蔵寺町 三浦貞葉
秋の日の岩瀬文庫に満ちている明治の香り江戸の匂いよ
西尾市鵜ヶ池町 冨永幸子
まどろみぬ不思議な童話書く人の世界がふっと見える気がして
佐賀県唐津市 古賀由美子
再会の十五少年漂流記手に取る我れは古希を迎える
千葉県市川市 小田中準一

川柳部門

応募作品 349句

最優秀賞

読書から知らない世界覗き見る
鹿児島県鹿児島市 北薗敬

入選

子の寝息聞いて絵本をそっと閉じ
埼玉県春日部市 中野弘樹
スマホ置き活字楽しむ秋の夜
愛知県名古屋市 幅茂
一冊の本が孤独の溝を埋め
千葉県市川市 小田中準一
本はまだ断捨離の中入れられず
西尾市一色町 水野啓子
  • 西尾市内のほか北は北海道から南は鹿児島県まで、全国各地から応募がありました。
  • 選は、作品のみ(無記名)を活字に直したものをもとに、西尾文化協会文芸部が行いました。
  • 入賞作品は、地元紙、岩瀬文庫だより、にしお本まつりHP等で発表します。
  • 入賞者には、賞状と副賞として図書カードと岩瀬文庫ボランティアが手作りした作品集が贈られます。




過去の入賞作品

・2016年度の入賞作品はこちら
・2017年度の入賞作品はこちら
・2018年度の入賞作品はこちら