古書の博物館 西尾市岩瀬文庫

お知らせ


わたしたちの西尾は、世界に誇る古書の宝庫である岩瀬文庫を113年間にわたって守ってきた歴史をもつ町です。岩瀬弥助が設立公開したこの文庫には、書物の公共利用を通して地域文化の発展と先人の知恵の恒久保存をめざすという崇高な志が込められています。西尾は書物と特別なかかわりを持つ“本のまち”なのです。にしお本まつりは、そんな“本のまち西尾”の誇りをもって、さまざまなボランティア団体が手作りの催しを通して本への親しみと関心を盛り上げようとする、全国でも珍しい「本のおまつり」です。毎秋、10月の最後の土・日に、多くのお客様をお迎えして賑々しく開催してきました。

しかしながら昨年は感染症拡大のため大勢が集まることは難しいとリアルの開催を断念、ウェブ上での配信をこころみました。
2年ぶりの開催と意気込んだ今年でしたが、いまだ感染収束には至らず、オンラインで開催します。
より充実したコンテンツを準備し、10月30日(土) 午前9時から配信開始です。ぜひご覧ください!

「オンライン本まつり」のページはこちらから


およそ200年前の江戸時代後期、肥前国平戸の浜に出現して疫病の流行を予言し、「私の絵姿を貼れば病にかからない」と告げて海に消えたという姫魚(ひめうお)。
当時の人々に疫病避けのお守りとして人気を博した「姫魚図」が、オリジナルグッズになりました。


ファイルの中に姫魚図を解説した紙が入っています

■「姫魚図」クリアファイル   完 売 御 礼

和紙テイストの上品な手触りの素材に、破邪の色・深紅で書いた「悪疫退散(あくえきたいさん)」の文字と姫魚図が映えるファイルです。


1枚 300円(税込)  ※完売しました。ありがとうございました!


■「姫魚図」マスキングテープ

幅20㎜×長さ10mのテープに、「悪疫退散」の文字と姫魚図、姫魚図の詞書、文庫ロゴがくりかえし出てきます。

1個 400円(税込)


オモテとウラにシールつき  直径約4㎝


手紙の封かんに、持ち物やお部屋のデコシールに、あちこち貼ってね


■「姫魚図」てぬぐい   完 売 御 礼


吸水性のよい綿素材の手ぬぐい。
デザインは2種類、サイズはいずれもタテ約35㎝×ヨコ約90㎝です。

1本 500円(税込) ※完売しました。ありがとうございました!


【Aタイプ】 白地に墨色で姫魚図が中央に描かれる大柄タイプ。  タペストリーのように部屋に飾るのに最適です。


【Bタイプ】 藍色のミニ姫魚がドット柄のように並ぶ小紋柄タイプ。この中に1つだけ向きの違う姫魚が隠れています。探してみてね。

手作りマスクやポーチなどにもちょうど良い柄ゆきです

■姫魚セット

クリアファイル・マスキングテープ・てぬぐい(AまたはB)をまとめて合計1,200円のところ、1,000円(税込)でお求めいただける「姫魚セット」をご用意しました。
ご注文の際には、てぬぐいの柄をAかBかご指定ください。

※ご好評により「姫魚セット」はご用意数すべて完売いたしました。ありがとうございました。



お求めは


岩瀬文庫の受付または休憩室でお求めください。
また通信販売も承ります。  ※郵送料を実費で申し受けます

通販をご希望のかたは、1.氏名 2.お送り先(郵便番号をお忘れなく) 3.電話番号(必須) 4.品名と個数 をFAX、メールまたはお手紙で岩瀬文庫までお送りください。
  FAX : 0563-56-2787  メール : iwasebunko@city.nishio.lg.jp  郵便 : 〒445-0847 愛知県西尾市亀沢町480
ご注文をいただいたら、ご購入の姫魚図グッズと、料金・お振込先のお知らせをお送りします。
※お振込後に領収書がおいりようの方は、ご注文時にその旨ご指示ください。 


ふさぎがちな毎日、皆様のおそばでちょっとしたお慰めにしていただけましたら幸いです。


その他のオリジナルグッズはこちら。


疫病退散!姫魚あらわる!!

江戸時代後期の文政(1818-1829)のはじめ頃、肥前国(佐賀県・長崎県)の平戸の浜に下図のような奇妙な魚が現れ、疫病コロリ(コレラ)の流行を予言し、「私の絵を家に貼れば、コロリにかからない」と告げて、海中に消えました。

この魚の名は「姫魚(ひめうお)」。京都にあった奇談研究会「以文会」の議題を記録した『以文会随筆』(文政6年・水野皓山編)に収載されています。
「姫魚図」はコロリ除けのおまじないとして尊ばれ、絵を売り歩く人もいたそうです。

姫魚の出現から約200年、日本はまたコロリならぬコロナの蔓延に苦しめられています。

コロナとたたかうすべての人へ岩瀬文庫からのエールとして、この「姫魚図」を公開します。どうぞご自由にお家に貼ってください。



【意訳】
このような姿のものが、4月8日に肥前(佐賀県・長崎県)の平戸の浜に現れ、「私は龍神の使いである。今年から7年以内に各地にコロリという病気が流行し、多くの人が死ぬだろう。しかし私の絵を家に貼っておけばその病気を避けることができ、子孫繁栄する。今私が姿を現したのは、このことを告げるためである」と言うやいなや、海中に消えていった。その姿は約4.5~5m、顔は約90㎝ほどであったと人々が言っている。
       



ひめうおさまぬりえ  きれいにぬってね!


みんなでコロナ禍を乗り越えましょう!!


下記からダウンロードしてください!!


ファイルイメージ

姫魚図

ファイルイメージ

姫魚ぬりえ


 岩瀬文庫創設者の岩瀬弥助(1867~1930)は、当時世の中から軽視されつつあった古典籍をあえて収集し、明治41(1908)年に私立図書館として岩瀬文庫を設立公開しました。それは、最も大切な文化資産である書物を後世に伝えることこそが、重要な文化事業であると考えたからにほかなりません。設立100周年にあたる平成20年5月6日、西尾市はこのことを記念し、また弥助の高邁な志を末永く継承するために、書物文化についてのユニークな研究や功績のあった方を5年ごとに奨励・顕彰する「岩瀬弥助記念書物文化賞」を設置しました。
 第3回目では、選考委員会で検討を重ね、次のお三方の受賞が決しました。