古書の博物館 西尾市岩瀬文庫

お知らせ


岩瀬文庫の蔵書から、蔦屋重三郎が出版に係った書物を使った缶バッジ第1弾をつくりました!!

場 所 岩瀬文庫1階休憩室で販売
価 格 1個100円
種 類 全4種類
    左上『箱入娘面屋人魚』(はこいりむすめめんやにんぎょ)
    右上・左下『青楼美人合姿鏡』(せんろうびじんあわせすがたかがみ)
    右下『堪忍袋緒〆善玉』(かんにんぶくろおじめのぜんだま)



毎月第3木曜日を所蔵資料の整理や館内の点検などのために休館日としていますが、
令和7年3月は3月13日(第2木曜日)が休館となります。

令和7年3月の館内整理日:3月13日(第2木曜日)

ご迷惑をおかけしますが、資料保存や安全のためご理解のほどお願いします。


1月19日(日)放送のNHK大河ドラマ「べらぼう」紀行に岩瀬文庫が登場し、その中で岩瀬文庫所蔵の北尾重政(キャスト:橋本淳)に関する書物が取り上げられました。

北尾重政(1739-1820)は、江戸時代を代表する絵師の一人です。
江戸の書店・須原屋に生まれ、独学で絵を学んだ後、家督を弟に譲り浮世絵師となりました。のちに、北尾政演(山東京伝)や北尾政美などの門人を有する北尾派の祖となります。
「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎(蔦重)とは、蔦重の最初の出版物『一目千本』(1774)の画工をつとめて以来、蔦重の出版業を支え続けました。今回紹介された資料はいずれも、蔦重と北尾重政のタッグによって刊行されたものです。

『身体開帳略縁起(しんたいかいちょうりゃくえんぎ)』…蔦重自身がストーリーを作った黄表紙(大人向け絵本)。巻末に北尾重政が描いた蔦重の姿絵。
『堪忍袋緒〆善玉(かんにんぶくろおじめのぜんだま)』…当時大流行の「善玉・悪玉」(人間の善悪の心の動きをキャラクター化したもの)がストーリー。
『胴人形肢体機関(どうにんぎょうからだのからくり)』…団子っ鼻、猪首、膝っ小僧、鳩胸などを、そのまま言葉通りに描いた挿絵に注目。 
『七色合点豆(なないろがてんまめ)』…不思議な豆をもらった主人公が、次々と動物の魂に乗り移るというお話。

岩瀬文庫では、紹介された資料をはじめ、所蔵している全ての古典籍を実際にお手にとってご覧になれます。

場所:岩瀬文庫2階閲覧室
時間:午前9時~午後4時(閲覧受付は午後3時30分まで)
※予約や料金は不要です

古典籍の取り扱いが初めての方、不安のある方も職員がお手伝いしますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

【展示予告】
令和7年5月24日から、江戸の出版文化と蔦屋重三郎について紹介する特別展を開催予定です。お楽しみに!


『身体開帳略縁起』


『堪忍袋緒〆善玉』


下記の期間に地下研修ホールにて資料の薬剤くん蒸を実施します。
その間、安全のため地階ならびに休憩室を閉鎖しますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

期間:令和7年1月22日(水)〜25日(土)



 令和6年10月26日(土)から開催された第19回にしお本まつりで募集された文芸コンクールの入賞作品が決定しました。多くのご応募をいただき誠にありがとうございました。
「にしお本まつり」と「文字・活字文化の日」にちなみ、「本」「読書」「図書館」「岩瀬文庫」「本まつり」などをテーマとした俳句・川柳を募集し寄せられた作品のうち、各部の最優秀作品は下記のとおりです。(敬称略)

文庫本のページに挟む晩夏光
山口県光市   瀬戸内光(俳句の部)
絵本読む寝落ちのママにカーディガン
大阪府枚方市  吉川恭子(川柳の部)

入選作品はこちらをご覧ください。